蚊帳の中の日記

ゆるく生きてます

ノンデザイナーズ・デザインブックを読み返した

ウェブデザイナーのバイトをしていた頃に読んだことがあった「ノンデザイナーズ・デザインブック」を改めて買って読み直した。当時、この書籍に書かれているデザインの4原則に習って、フォトショやイラレでLPやアイコンをデザインすることで少しは初心者から脱したようなデザインができた記憶があって実用性がある本だなと感じていたけど、改めて見返すとやはり役立つ場面が多かった。

読み終わった後に他のデザイン書籍読んだら...

ノンデザイナーズ・デザインブック(以後、デザインブックと呼ぶ)を読み終わった後に、フォントやタイポグラフィに関する実用的なデザイン書籍が読んでみたいなと思って「ほんとに、フォント。」という書籍を買って読んだ。

この本は、新米デザイナーが主にフォントにフォーカスを当てた色々なフライヤーのデザインを作ってきて、それをベテランデザイナーがダメ出しするような構成になっているのだけど、ベテランデザイナーが出してくる改修後のフライヤーデザインの事例をよく見ると、デザインの4原則に則っている箇所が多いことに気づいた。

デザインブックには

良いデザインの作品には必ず見られる基本原則(デザインの4原則)

と書かれていて「なるほど。たしかに。」と感心しながらベテランデザイナーのデザイン事例を、4原則の視点で見るのが楽しくなった。

例えば、こんな感じ。まずは新米デザイナーが作った方。いい感じな気もするけど改善点は確かに多そう。

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NGのデザイン案

その後ベテランデザイナーが作ったほうを見ると、4原則を意識したであろう点が色々見える。

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OKのデザイン案


この書籍以外にも、パッケージや電車の中吊り広告のデザインを見るときの視点が変わった気がしていて「これはコントラストが効いてて読みやすくなってるな」とか、「これは反復が使われて一貫性が示されてるな」とか思いながら眺める機会が増えてきた気がしていて、日常に溢れているビジュアル的なデザインを見るのが楽しくなった思う。

この4原則に則ってちょっとプレゼン資料を作ったときも同僚の人に「わかりやすくて良いスライドですね」って褒めてもらえたし、プレゼン先の人もスムーズに内容を理解してくれたのでデザイナーの以外の人でもゴリゴリに実用性を感じられる書籍だと思う。

ずっと前からあるロングセラーの書籍だけど、その理由がわかる一冊だ。